「やる気、元気、集中力」をモットーに、厳しく楽しく前進中。
操船作業を中心に、定期的に行われる非常時の緊急避難訓練用シナリオ作成、消火・救命設備のメンテナンスなど、安全運航に徹した仕事をしています。外航船員になって、かなり上達したのが英会話です。主に外国人船員たちとのコミュニケーションや寄港先でのビジネス会話などで鍛えられ、必然的に苦手が克服できました。日々常に意識してはいませんが、長い航海の乗下船のたびに巨大な船体を見上げると、やはり日本人の生活や経済の一翼を担っている責任の大きさを感じます。世界的な視野から、スケール感や使命をこんなに実感できる仕事もあまりないのではないでしょうか。私のように「やる気、元気、集中力」で毎日取り組めば、みんな楽しく前に進めます。まずは、興味を持ってみてください。
みんなの声に耳を傾け、人間として尊敬される船長が夢。
そもそも高専の商船学科を選んだのは、潜水士や航海士などを選択肢に、とにかく海に深く関わる仕事に就きたかったからです。学生時代は、本当に濃い時間を過ごしましたね。練習船を使った本格的な実習、生徒の疑問や不安にとことん向き合ってくれた先生、悩みや夢を共有した友だちなど、厳しいながらも楽しかった思い出しかありません。特に、先生方がプライベートを削ってまで養成してくれた基礎力と専門知識は資格試験に役立ち、今の自分に息づいているすべてとも言えます。まだまだ学生時代も記憶に新しく、船員のキャリアも浅いのですが、将来の夢として見据えるのは船長です。専門性や決断力を高め、部下の声にきちんと耳を傾け、人間としても尊敬されるリーダーを目指して努力していきたいと思います。