鳥羽商船高等専門学校

商船学科 航海コース/3年

桜井雅規(さくらい まさき)さん

外航船員の魅力について話す桜井さん

  • Q1.商船系高専に入学しようと決めた理由は?

    大阪市の出身で、海の近くに住んでいたということもあり、海が好きでした。父親の友達に船の仕事をしている人がいて、船の話を色々聞き、大きい船を動かす仕事は格好良くて魅力的だと思いました。商船系の学校を調べたところ鳥羽商船を見つけ、受験しました。

  • Q2.学校の勉強や部活、生活はいかがですか?

    3年生になるとコース選択があり、航海コースに入りました。専門科目が難しいと感じることがありますが、夢を叶えるため難しくても頑張って勉強しています。部活ではカッター部に入っています。寮生活ではご飯や風呂などはみんなで過ごせる時間が楽しいです。

  • Q3.最初の乗船実習前に不安や期待はありましたか?

    乗船実習は他高専の人と一緒なので、コミュニケーションは大事にしたいです。実際大人になって船に乗ったとき、何も話せないと仕事での意思疎通もできません。外航船は乗船期間も長く、仕事以外に楽しく過ごすことも大切だと思うので色々な人と関わっていきたいです。

  • Q4.外航船員を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

    日本貿易のほとんどが船によるもので、自分が荷物や車を運んでいたら日本経済を担う一員になり、格好いいと思いました。大きな船を運転してみたいという夢もありました。外航船員の仕事は色々な国に行き、異国の文化や食を体感できるので、それも魅力的です。

  • Q5.これから商船系高専への入学を考えている方へ一言。

    勉強をしていると辛くなることもありますが、クラスメイトなど仲間がいるので、何かあれば相談できます。気難しく考えず、普段通りやってほしいです。最初は緊張するかもしれませんが、自然と打ち解けていけるので、入学したら色んな人と話すことをしてほしいです。

インジケータバルブを操作している様子

鳥羽丸

発電機を制御している様子

鳥羽商船高等専門学校

鳥羽商船高等専門学校は全国に5校ある商船系高専の中でも最も歴史があり、2025年に創基150年を迎えます。商船学科は外航船員の育成が目的で、三級海技士の資格が、卒業時に筆記試験免除で受験可能。カリキュラムについては、下級生時は基礎内容が中心で、3年生から「航海コース」と「機関コース」に分かれ、専門的な授業や実習が増えます。専門知識や実務経験が豊富な教員が揃い、少人数制できめ細かな質の高い教育が特長です。日本全国から学生が集まり、ほとんどの学生が寮生活をしています。集団生活に慣れることができる寮生活は将来役立ちます。外航船員は世界の色々な国に行くことができるのが魅力的な仕事です。世界で働きたいという学生や海や船に興味がある人にぜひ来てほしいです。