渡會 青波 さん
わたらい せいは
商船学科 機関コース/3年

外航船員の魅力について話す渡曾さん
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Q1. 外航船員を目指そうと思ったきっかけは何ですか?
親族の影響が大きいです。父、叔父、いとこの3人が鳥羽商船の卒業生で、3人とも船に関わる仕事をしています。正月に親族が集まるときに、3人が機械の故障原因やトラブルにどう対処したなどの話をしているのを聞き、船のエンジニアは格好いいなと思いました。
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Q2. 日本経済を支える外航船員の重要性について
どう思いますか?世界経済が成長するにつれて海外輸送の需要が拡大していくと思います。日本は島国ですが、学校の最初の授業で日本の総貿易量の99%以上は海上輸送が担っているという話を聞いて、外航だけでなく内航も含め、日本にとって重要な仕事だと思っています。
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Q3. 乗船したい船の種類は何ですか?
乗船したい船はLNG船です。いとこがLNG船の機関士をしており、LNGのタンク管理など高度な技術がいるという話を聞いて格好いいと思いました。LNGは環境に良いクリーンエネルギーとして世界からも注目されているので、LNGに関わる仕事がしたいです。
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Q4. 学校の勉強や部活、生活はいかがですか?
授業は練習船実習や専門的な授業もあり楽しいです。特に蒸気機関の授業が好きです。部活は海洋探検同好会と少林寺拳法部で、少林寺拳法部は全国大会に出るほどの強豪です。寮生活は船の上での生活に似ているところがあり、集団生活をすることで協調性などいろんな力が身に付きます。
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Q5. 今後の目標や夢は何ですか?
目標は機関士になることです。そのためには海技士の資格が必要で、外航船員になるためには高度な一級、二級の海技士の資格が必要です。まず土俵に立つためにも海技試験に合格して立派な機関士を目指し、いずれはLNG船で世界を回り、日本に貢献する仕事がしたいです。
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Q6. これから商船系高専への入学を考えている方へ一言
日本の貿易のほとんどが海上輸送によるもので、外航船員は世界にとっても、日本にとっても経済を支える重要な仕事です。私は寮生活で先輩や同級生とともに過ごし学ぶことで、協調性や学力の向上が図れました。一緒に鳥羽商船に入って、共に学び、外航船員を目指しましょう。
(2024年5月取材)

投錨実習に取り組む学生たち

航海システム論の授業風景

寮での一コマ
桜井 雅規 さん
さくらい まさき
商船学科 航海コース/3年(2023年時点)

外航船員の魅力について話す桜井さん
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Q1. 商船系高専に入学しようと決めた理由は?
大阪市の出身で、海の近くに住んでいたということもあり、海が好きでした。父親の友達に船の仕事をしている人がいて、船の話を色々聞き、大きい船を動かす仕事は格好良くて魅力的だと思いました。商船系の学校を調べたところ鳥羽商船を見つけ、受験しました。
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Q2. 学校の勉強や部活、生活はいかがですか?
3年生になるとコース選択があり、航海コースに入りました。専門科目が難しいと感じることがありますが、夢を叶えるため難しくても頑張って勉強しています。部活ではカッター部に入っています。寮生活ではご飯や風呂などはみんなで過ごせる時間が楽しいです。
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Q3. 最初の乗船実習前に不安や期待はありましたか?
乗船実習は他高専の人と一緒なので、コミュニケーションは大事にしたいです。実際大人になって船に乗ったとき、何も話せないと仕事での意思疎通もできません。外航船は乗船期間も長く、仕事以外に楽しく過ごすことも大切だと思うので色々な人と関わっていきたいです。
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Q4. 外航船員を目指そうと思ったきっかけは何ですか?
日本貿易のほとんどが船によるもので、自分が荷物や車を運んでいたら日本経済を担う一員になり、格好いいと思いました。大きな船を運転してみたいという夢もありました。外航船員の仕事は色々な国に行き、異国の文化や食を体感できるので、それも魅力的です。
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Q5. これから商船系高専への入学を考えている方へ一言
勉強をしていると辛くなることもありますが、クラスメイトなど仲間がいるので、何かあれば相談できます。気難しく考えず、普段通りやってほしいです。最初は緊張するかもしれませんが、自然と打ち解けていけるので、入学したら色んな人と話すことをしてほしいです。
(2023年6月取材)

インジケータバルブを操作している様子

鳥羽丸

発電機を制御している様子
学生からのメッセージ動画
鳥羽商船高等専門学校の紹介
内燃機関実験室での実習紹介
練習船鳥羽丸の実習紹介
撮影日(2024年5月撮影)

鳥羽商船高等専門学校
鳥羽商船高等専門学校は全国に5校ある商船系高専の中でも最も歴史があり、2025年に創基150年を迎えます。商船学科は外航船員の育成が目的で、三級海技士の資格が、卒業時に筆記試験免除で受験可能。カリキュラムについては、下級生時は基礎内容が中心で、3年生から「航海コース」と「機関コース」に分かれ、専門的な授業や実習が増えます。専門知識や実務経験が豊富な教員が揃い、少人数制できめ細かな質の高い教育が特長です。日本全国から学生が集まり、ほとんどの学生が寮生活をしています。集団生活に慣れることができる寮生活は将来役立ちます。外航船員は世界の色々な国に行くことができるのが魅力的な仕事です。世界で働きたいという学生や海や船に興味がある人にぜひ来てほしいです。
学校生活について

寮は学校から近いこともあり勉強にも部活にも励める環境にあります。商船系高専は基本的に駅から離れていたりするのですが、本校は駅から徒歩10分圏内と通学生も部活にも勉強にも励める環境が整っています。部活で特徴があるのがカッター部で、全国の商船系高専の大会で常勝校となっています。少林寺拳法部も強豪で毎年インターハイに出ています。寮では学生同士で教え合ったりして勉強しやすい環境にあります。寮生は朝、昼、晩と寮の食堂で食事をとるのですが、校内には通学生用食堂もあり、安価で健康的な食事をとることができます。休みの日は寮生は伊勢市に遊びに行ったり、部活に励む学生が多く、名古屋や大阪など都市部へのアクセスもよいです。
学校の取り組みについて

学校としてキャリア教育に力を入れています。船会社の人などに来校いただき、学生に講演してもらったり、実際に練習船に乗り指導してもらったりする機会を設けています。PRの面では船に興味がある小学校高学年や中学生を対象に練習船を使った体験乗船会を開いています。海外の人とコミュニケーションがとれるようグローバル教育にも力を入れています。英語の授業以外に放課後にTOEIC対策を行ったり、海外の大学とオンラインで英会話をしたりしています。また、新しい練習船が2025年3月に竣工予定です。設備も最新式になり、学生がディスカッションできるスペースや工作や整備できるスペースもでき、学生がより力をつけるための練習船に生まれ変わります。
- 〒517-8501 三重県鳥羽市池上町1-1
- 電話番号/窓口担当 0599-25-8000(代表)/総務課企画・地域連携係
- 問い合わせ用 E-mail soumu-kikaku@toba-cmt.ac.jp
- 学校のホームページURL https://www.toba-cmt.ac.jp/