広島商船高等専門学校

商船学科 機関コース/5年

伊藤 裕真(いとう ゆうま)さん

外航船員の魅力について話す伊藤さん

  • Q1.商船系高専に入学しようと決めた理由は?

    広島商船高専で学ぶ年上の知り合いがいて、外航船員という職業があることを知りました。世界の物流の根幹を担う重要な仕事です。大きな達成感を得られそうで、中学生の私は魅力を感じました。夢を追って入学する価値があると思い、中学1年の夏に進路を決めました。

  • Q2.学校の勉強や部活、生活はいかがですか?

    最初の2年間で船の基礎知識を学んだ後、3年から機関士になるコースに進みました。専門的な勉強は難しいですが、船が動く仕組みが分かって面白いです。部活はバドミントン部に所属。5年になっても出場できる大会があり活躍できます。寮生活は夜も友達と遊べて楽しいです。

  • Q3.最初の乗船実習前に不安や期待はありましたか?

    他校の生徒も含め100人以上で5カ月過ごすため、人間関係や生活に対する不安がありました。一方で学校の練習船「広島丸」より大きい海技教育機構の「銀河丸」に乗ると、自分はどのように成長できるか考えていました。実習を乗り越えれば、夢に近づけると期待もありました。

  • Q4.乗船実習の感想を教えてください。

    毎朝午前6時半に起きて休みも少なく、最初の1カ月は想像以上に大変でした。実習中に機械のトラブルに遭遇。機関士さんの非常時の対応が見られて勉強になりました。石垣島(沖縄県石垣市)付近に停泊した時、カッターをこいで石垣島に上陸したのが楽しかったです。

  • Q5.外航船員を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

    大きな船に乗って世界で活躍できる外航船員の仕事にかっこよさを感じ、憧れたのがきっかけです。入学後に授業を受けると、さらに船に興味が湧きました。外航船員になりたい気持ちをずっと持ち続けて勉強してきました。将来は機関士になって機関長を目指します。

  • Q6.これから商船系高専への入学を考えている方へ一言。

    授業の中で特に楽しいのは広島丸に乗って、宿泊しながら瀬戸内海を航海する実習です。広島丸に乗らないと食べられないカレーはおいしくて感動するはず。広島商船高専では、同じ夢を持った仲間と一緒に実践的な知識と技術が学べます。他の学校では絶対にできない体験ができます。

航海中の船橋で船位測定を行っている様子

広島丸

練習船の機関室で主機計測・点検の様子

広島商船高等専門学校

本校は、瀬戸内海の青く美しい空と海に囲まれた大崎上島(広島県大崎上島町)にあります。熱心な教職員や優しく面倒見のいい先輩が多く、伸び伸びとした楽しい学生生活を送れます。学習施設のほか、学生寮などの生活施設やクラブ活動施設も充実しています。大崎上島から竹原港(竹原市)へは、1日30便以上あるフェリーや高速船で移動できます。竹原港からは高速バスなどで広島市へ約1時間、広島空港(三原市)へ30分で到着。アクセスしやすく、北海道から沖縄まで広い地域から入学者がいます。学校の指針は「丁寧な教育、手厚い学生支援、きめ細かい進路指導」。進学・就職率は100%です。社会で活躍できる人材を育てます。