大島商船高等専門学校

商船学科 航海コース/4年

橋本海志(はしもと かいし)さん

外航船員の魅力について話す橋本さん

  • Q1.商船系高専に入学しようと決めた理由は?

    明石海峡に面する兵庫県明石市の出身で、海が好きな父に小さいころからよく海に連れて行ってもらい、釣りをしたり、プレジャーボートに乗ったりしました。気がつけば海が好きになっていて、将来海の仕事に就きたい、船乗りになりたいと思うようになりました。

  • Q2.学校の勉強や部活、生活はいかがですか?

    定期試験と水泳部の大会の日程が重なることがあり、両立するのはとても大変ですが、試験や大会が終わり、そのような中で思ったより良い点数や結果が残せるとやり切ったという充実感があり、次のモチベーションにも繋がります。先生は優しく、友人とずっと一緒の寮生活も充実しています。

  • Q3.最初の乗船実習前に不安や期待はありましたか?

    いつものクラスのメンバーだけでなく、他の商船系高専の人と1カ月間衣食住を共にするので、仲良くできるか、気が合うかという人間関係の面で不安はありました。そもそも1カ月の船内生活も初めてなので、いつもと違う環境にすぐ慣れることができるかも心配でしたが、学校の乗船実習と同様、積極的に動こうと臨みました。

  • Q4.乗船実習の感想を教えてください。

    みんな同じ目標を持ってきているので、誰とでも協力し、助け合って課題に取り組めた気がします。また、学校の練習船よりも大きな主機や甲板機械をレバーやボタン一つで操作し、全長100mを超える船を動かすことにずっとワクワクしていました。夜航海の高知沖で見た星が今まで見たことがないくらいきれいで印象に残っています。

  • Q5.外航船員を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

    最初は内航でも外航でもどちらでもいいと思っていましたが、外航船員の仕事のスケール(大きな船、荷物の量)と重要性(生活基盤の支え)に驚き、「かっこいい」と、憧れを持つようになりました。

  • Q6.これから商船系高専への入学を考えている方へ一言。

    中学校を卒業してすぐに船員になるための勉強がスタートするため、商船系高専への入学は人生の大きな分岐点になると思っています。自分も相当な勇気と覚悟を持って決断しました。そして今は船乗りへの強い憧れとあのときの覚悟が日々の努力の原動力になっています。皆さんも志を持って入学してもらえたらうれしいです。

船橋での航海当直の様子

大島丸

機関制御室での機関当直の様子

大島商船高等専門学校

瀬戸内海に面した周防大島に位置し、自然豊かな環境に恵まれ、学生が心豊かにのびのびと学ぶ環境が整っています。商船学科では船員育成のみならず海事クラスターで活躍できる高度な海事関連知識と技術を兼ね備えた海事技術者の育成を目指しています。
日本の輸入の99%が船舶輸送で、本校を卒業し、船員及び海技技術者として働く卒業生たちは皆、自分の仕事について「日本を支えている」という実感を持ちながら働いています。また、商船の世界は貴重でなかなか体験できない経験を積むことができ、成長できる場所です。「人とは違ったことをしてみたい」という人に向いている世界だと思いますので、そのような志向がある人を待っています。

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